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第一歌集『風招ぎ』につづく第二歌集。
〈石井の歌ぶりについて、先述の恩師財部先生は、「『風招ぎ』は激越な歌集である」とのお言葉をお寄せ下さった。鈴木先生には「感じる歌、みえないものを探しにゆく歌」との評を頂戴している。ほとばしる激情、時にあやうさを孕みながらも読み手を引きつける強さが石井の持ち味であったが、今回の『猛禽譚』ではその「強さ」はすこし内面にとどめられ、こなれた歌ぶりになっていると言えようか。表現が深みを帯びてきたのかも知れないが、文学サイト「美し言の葉」で会員の方たちの短歌作品の添削をつづけていることも、その一因なのではないかと思われる。〉 「まえに」より
ISBN978-4-9910776-5-4 税込2,420円
有限会社言問学舎発行
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書名: たまきはる海のいのちを-三陸の鉄路よ永遠に
ISBN: 978-4-9910776-4-7
著者: 小田原漂情
B6判: 総ページ数272ページ うちカラー口絵32ページ
定価: 本体1600円 + 税(税込1760円)
概要 東日本大震災で犠牲になられた方々を追悼し、また津波で不通となった仙台以北の鉄道各線の昔日の姿を描くことで、復旧成った各路線、そして沿線にエールを送り、さらに鉄道復旧を断念した路線のメモリアルとして、犠牲者の鎮魂と、未来への希望を呼びかける中編小説。 1983年(昭和58年)から1987年(昭和62年)にかけて、仙石線、石巻線、釜石線、山田線、三陸鉄道北リアス線、南リアス線、気仙沼線の各線を旅する青年英介が、各地の情景や、人々とのふれあいを経て、不本意な別れを強いられたかつての同級生早希子のために強く成長し、やがて彼女を迎えるまでの4年間の足跡の中に、三陸の海と鉄道をたたえる意欲作。
★昭和四十年代から五十年代にかけての沿線の貴重な写真を数多く収載し、資料としても貴重な価値を有しています。
◎たまきはる(魂極る)・・・「いのち」にかかる枕詞。「魂」が「命」の限りまで燃え盛り、尽きることをあらわす。生きてある者たちが、海の果てに思いを焦がし、やがてひとつの答えを見出すまでの彷徨を、今はなき三陸の失われた鉄路の上に描き出す、東日本大震災の犠牲者鎮魂と三陸縦貫鉄道顕彰の中編小説。三陸沿岸の各地と鉄道の貴重な写真を豊富に収載し、東日本大震災十年のときに捧げる、稀有なる一冊。
文語文法は、効率よく整理すると、さほど難解ではないのです。もっとも基本的な動詞の活用から、きちんと積み重ねてゆけば良いのですが、助動詞に入るあたりの学習過程で「丸暗記」の弊害にさらされてしまうため、わけがわからなくなってしまうケースが、非常に多くあるのです。これを整理して、解きほぐすことは、言問学舎の長年の課題でありました。
本書『文語文法の総仕上げ』は、暗記すべきものとそうでないものを効果的に仕分けして、「最低限、これだけ押さえておけば文語文法は大丈夫」という内容を、作業表や例題も織り込みながら、すっきり整理できるようまとめてあります。紙幅の都合もあり、「取捨選択」しての「解説」中心の構成ですが、文語文法を一定線以上勉強したことのある方ならば(大まかな目安として、「高1」修了以上)、本書でこれまでの疑問を解消し、「使いこなせる文法」に仕上げることができるはずです。短歌・俳句の実作をされる方で、文語文法に悩む方たちのお役に立つこともねらって編集しました。歌壇の方々から、「大いに役に立つ」というお言葉も頂戴しております。
言問学舎にご来社いただいての直接販売では、明日11月1日より、一般販売を開始致します。定価は500円+消費税(現在は税込550円)です。アマゾンでもお求めいただけるほか(出荷は言問学舎から)、下記の有限会社言問学舎へのご注文でも、即時発送致します。
〒113-0024 東京都文京区西片2-21-12 有限会社言問学舎
TEL03- 5805-7817 E-Mail hyojo@kotogaku.co.jp
※ 言問学舎へご注文いただく場合は、税込550円+送料200円を、郵便振替の後払いでご送金いただく形で、現品をお送り致します。
☆こちらのKindle版は、URLよりKindleストアにて直接お求め下さい。
小説『海の滴』 定価750円
http://www.amazon.co.jp/dp/B013FOT56W
2015年8月5日発行/Kindle版
平成21年2月、伊豆七島の神津島に住む84歳の桐野如月のもとへ、その妹の雫(しずく)から、長い手紙が送られて来た。その手紙には、如月と雫の姉妹にとって忘れられない存在である如月の許婚者、故神田征彦海軍少尉の消息にまつわる、雫からの懺悔の言葉がつづられていた。
手紙を読んだ如月は、神津島へ渡った時から帰るつもりのなかった郷里の浜松を、たずねることにする。そこでは妹との再会と和解とが、果たされるのか・・・。
戦後70年。戦争によって生涯の道筋を狂わされた女性の一生と、生きることへの堅い意志とを、改めて若い、多くの読者に問いかけるべく、Kindleで刊行する意欲作。
<あとがき>より
だからこそ、先時代人として苦難の時を生き、命を落とされた方々への感謝の思いが、勇ましい、一面的なものになることに対しては、危惧を覚えます。歴史の表面に登場し、賞賛であれ批判であれ物語の主役をつとめる人よりも、苦しみながらひっそりと命終を迎えた人々の方が、はるかに多いのです。そして四十年前、三十年前には共通理解であったことがらが、今日その限りでなくなっていることにも、疑義とともにあやういものを感じないわけに行きません。
本作の物語としての内容は、完全な創作である姉妹と姉の許婚者との関係、および神田少尉と台湾の軍属の青年との文学を介した交流を除いて、あの戦争とその後の時代に、同様のことが実際に多くあった内容です。神田少尉が浜松から出征する際、許婚者であった如月が人知れず見送るシーンは、日中戦争中に吹き込まれながら発禁となり、戦後の昭和22年(1947年)になって大ヒットした『夜のプラットホーム』(奥野椰子夫作詞、服部良一作曲、二葉あき子唄)を意識して、書かせていただきました。
『漂情むかしがたり』 定価350円
http://www.amazon.co.jp/dp/B00S1YEOUE/
2015年1月10日発行/kindle版
『宇治拾遺物語』、『古今著聞集』、『古本説話集』より、現代の人々の心に届けたい逸話を、小田原漂情オリジナルの現代語訳でわかりやすくリリカル(抒情的)に物語化した、珠玉の物語集。収録作品は以下の4篇です(電子書籍=kindle版では、古文の原文は併載しておりません)。古文を学び直したい大人の方、本質をしっかり勉強したい高校生、大学受験生のために、最適の一書です(古文の原文は収録しておりません。ご了承下さい)。
◎『古本説話集』中、「真福田丸事」より、『藤袴胸に刻むの記』
◎『古今著聞集』中、「紀躬高の前身の猿、乙寺にて法華経を尊信礼拝の事」より、『願いを果たした さる』
◎『古本説話集』中、「丹後国成合事」より『丹後の国、成相山の奇瑞』
◎『宇治拾遺物語』中、「児のかい餅するに空寝したる事」より、『寝たふりをした ちご』